2012年3月18日日曜日

貧血とコーヒーと肩凝りの関係について。 私は貧血持ちなのですが、以前友人から...

貧血とコーヒーと肩凝りの関係について。



私は貧血持ちなのですが、以前友人から貧血の人はコーヒーを飲まないほうがいいと聞いたのですが本当でしょうか。
私はコーヒーがとっても大好きで毎日絶対2杯以上は飲みます。でも確かにコーヒーを飲んだあとたまに目眩のような感覚があるときがあります。やはり関係あるのでしょうか。



あと、肩凝りも貧血を持ち始めた辺りからかなり凝ってるのですが肩凝りと貧血は関係ないですよね?









誤解があるといけないのでお断りしておかなくてはいけないのですが「貧血」は眩暈や冷汗、意識が遠のく脳貧血と、鉄欠乏性貧血の貧血があります。

脳貧血とはあくまで俗称で、一般には起立性低血圧と言われています。起立時か、持続して立っているときなどに血圧が低下し、一過性の脳循環不全になる症状です。普通は自律神経などが血圧を調節して、血圧を上げるように働くため、脳貧血の様な自体には成りませんが、その機能が低下して神経が作動しにくくなってしまうと、重力の関係で起立してる頭などの体の一番高い所にある所に血液が十分行きわたらないような状態になる為に引き起こされる症状です。

鉄欠乏性貧血は体内に鉄が不足する事により十分に赤血球を生産できなくなることで生じる貧血のことです。主な自覚症状は、易疲労感、動悸、呼吸困難感、顔色が悪い等です。

血液検査等を行われていないので明答できませんが肩凝りと貧血との因果関係は低いでしょう。コーヒーを飲んだあとたまに目眩のような感覚があるときがあるのはカフェインの副作用に敏感な体質と考えますが、コーヒー摂取に関する見解は、下記の通りです。

一時期、コーヒーには発癌性があるとされた事があります。その後の研究で喫煙、飲酒の影響が間違ってコーヒーの影響とされた事が判りました。コーヒーは発癌に関しては無罪となりました。逆に、コーヒーの成分の分析から制癌作用がある可能性があります。その成分はクロロゲン酸といいます。酸とアルコールが結合するとエステルと呼びます。クロロゲン酸は、酸とついていますがコーヒー酸とキナ酸(一種のアルコール)が結合したエステルです。実はクロロゲン酸はコーヒーの香りそのものです。クロロゲン酸には、その構造からいわゆる抗酸化作用があります。コーヒーは動物実験では食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌の発育を抑制する事が確認されています。ガンの場合はもともと、男性と女性で差があります。男性は女性の1.5倍以上ガンで死にます。男性の前立腺癌、女性の乳癌、子宮癌を抜いて計算すると男性は女性の約2倍ガンで死にます。ガンの統計'03によると2015年の推定では男性では1位肺癌、2位胃癌、3位結腸癌、4位肝癌、5位直腸癌となります。

女性では1位結腸癌、2位乳癌、3位胃癌、4位肺癌、5位肝癌、6位胆のう癌・胆管癌、7位膵臓癌、8位直腸癌の順となります。

男女に共通している複数のガンを予防できる生活習慣で実行可能なものがコーヒーです。

動物実験の結果に加えて、長期の観察に基づいて、コーヒーは日本人の直腸癌の予防効果がある事が以前に報告されました。次に日本人の胃癌の予防効果がある事が報告されました。最近になって肝癌にも予防効果がある可能性が報告されました。男性では2015年の推計で2位胃癌、4位臓癌、5位直腸癌の合計は約35%、女性では3位胃癌、5位肝癌、8位直腸癌の合計は約25%となります。もし、将来的に日本人でコーヒーの結腸癌の予防効果が確認できれば、男性の癌の50%、女性の癌の40%について予防効果がある事になります。コーヒーの場合、豆の種類、焙煎の程度、入れ方によって成分が変わってしまいます。簡単に何杯が良いということはできません。また、多ければ効果が高いと言う報告もありません。コーヒーと心臓病との関係については現時点では明確な関係は否定されていますが欧米では研究は続行中です。通常の生活では食後を含めて5杯程度までが妥当な杯数ではないでしょうか。

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