貧血について、違いを教えてください。
・再生不良性貧血
・再生性貧血
・非再生性貧血
それぞれ、どう違うのでしょうか?
再生不良性貧血は、骨髄の機能が低下して血液を作れなくなることだと理解しているのですが・・・
・再生不良性貧血
骨髄の中で造血幹細胞が分裂しながら増えていき,
造血因子の働きで赤血球や白血球,
血小板などが造りだされているのですが,
これらの元になっている造血幹細胞が
ダメージを受けると赤血球ばかりではなく,
白血球や血小板も造られなくなってしまいます。
鉄欠乏性貧血や悪性貧血の場合は鉄剤や
ビタミンB12を補うことで改善できるのですが,
この再生不良性貧血はこのような対処をしても
状態が改善されることはありません。
・再生性貧血
傷や胃腸からの出血や溶血性疾患等が原因となって
体内で作られる血液よりも血液の喪失量がを上回る状態です。
溶血性疾患にはバベシア,レプトスピラ,中毒,
自己免疫性貧血等と様々にあります。
・非再生性貧血
造血幹細胞で血液は造られているのですが,
作られる量そのものが減少することにより,
赤血球の補充が足りなくなっている状態のことをいいます。
非再生性貧血の原因となるものには鉄欠乏,
慢性炎症,骨髄疾患,骨髄での成熟異常など,,,,
これにも様々な原因があります。
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