貧血の分類や必要な検査法を至急教えて下さい!!
よろしくお願いします。
血液検査をして主治医が貧血かの判断をするのは
血色素量を見てしています。
11.3-15.2g/dL
基準値より少ないと貧血の診断し
10.4g/dLになったときに鉄剤「フェロミア50㎎」を処方されました。
女性に多い鉄欠乏症貧血です。
しかし、母も血色素量が基準値より少なかった時に処方薬を飲み
7日間後に受診し再度血液検査をしましたが
数値が改善されなかったので内蔵からの出血も考えられるといわれ
胃カメラを実施したら胃からの出血でした。
胃薬を処方され、鉄剤と一緒に飲んでまた血液検査をしたら
基準値になりました。
こんな例もありますから、簡単に貧血と考えず近くの内科で血液検査
をすることをお薦めします。
私の場合、また鉄欠乏貧血だなぁと思うときは
階段を昇った後に軽い息切れがあった時です。
処方薬を飲んで改善しない場合は受診しています。
■ 貧血とは
厳密には循環赤血球量の減少した状態と定義されますが、通常は血液の血色素量(ヘモグロビン濃度)が低下した状態と考えて良いでしょう。成人では男性13g/dl、女性12g/dl以下がこれに該当しますが、老人では11g/dl以下を貧血と考えれば良いでしょう。
■ 貧血の分類
貧血は平均赤血球容積(MCV)により次の3つのタイプに分類されます。
小球性貧血:MCVが80未満のもの
正球性貧血:MCVが80~100(正常)のもの
大球性貧血:MCVが100より大きいもの
※MCVはヘマトクリットを赤血球数で割ったもので、赤血球1個あたりの大きさをあらわす指標です。例えば、赤血球450万、ヘマトクリット30%でしたら、MCVは66.6となり小球性の貧血と言うことになります。
■ MCVによる貧血の分類
1)小球性貧血(MCV<80)
1.鉄欠乏性貧血:慢性の出血によることが多い。血性鉄↓、フェリチン↓
2.サラセミア:グロビン合成能の先天的な低下による
3.鉄芽球性貧血:ヘム合成の異常で、鉄芽球の増加が特徴的
4.慢性疾患に伴う貧血:慢性感染症・慢性炎症性疾患・悪性腫瘍に伴う貧血など
2)正球性貧血(80<MCV<100)
1.急性出血による貧血:消化管出血など
2.溶血性貧血
a)赤血球自身に原因: 先天性→遺伝性球状赤血球症(HS)
後天性→発作性夜間血色素尿症(PNH)
b)赤血球以外に原因: 抗体によるもの→自己免疫性溶血性貧血
抗体以外→機械的障害による溶血性貧血
3.再生不良性貧血
4.骨髄癆性貧血:癌の骨髄転移・白血病・骨髄繊維症など
5.続発性貧血:腎疾患・内分泌疾患・肝疾患・慢性感染症・悪性腫瘍
3)大球性貧血(MCV>100)
1.巨赤芽球性貧血
a)ビタミンB12欠乏:悪性貧血・胃摘出後
b)葉酸欠乏性:吸収障害・菜食主義者・薬剤
c)赤白血病
2.その他の大球性貧血:肝疾患・再生不良性貧血・溶血性貧血の一部
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