貧血検査で 血色素9.3 Fe239で医師に鉄欠乏ではないと言われました。血小板数38.6(少し多い) MCH(これは何でしょう?)23.6(少し少ない) Ht31.1(少し少ない) 50歳に近く
特に自覚症状はないのですが 精密検査をするとしたら どういうものになるでしょうか?
あなたのお書きのデータから、平均赤血球容積(MCV)を計算すると78.9flになり、軽度の「小球性貧血」になります。
通常、小球性貧血のほとんどが「鉄欠乏性貧血」です。
可能性としては「鉄芽球性貧血」や「サラセミア」などの特殊な病気の可能性がないとは言えませんが、これらはかなりまれな病気です。
最も考えられる可能性としては、「単なる鉄欠乏性貧血であるが、血清鉄(Fe)をちゃんと計らずに鉄剤を出されてしまい、それを飲んだ後に計ったので、血清鉄が見かけ上多いように見えてしまっているだけ」です。
藪医者がしっかりした検査をする前に変な処方をしてしまっているので、このような訳の分からんことになるわけでしょうね。
さて、この状況から鑑別をするとしたら、いくつか方法がありますが・・・
①鉄剤を飲むのをいったん中止して、数週間程度たってからもう一回CBC(赤血球やHb、Htの検査)、Fe,TIBC,フェリチンを採血でチェックしてみる。
もし鉄欠乏性貧血でしたら、鉄剤を今のタイミングで中止したらまだ鉄は足りていないはずなので、鉄欠乏状態がちゃんと診断できるはずです。
今くらいのHbでしたら緊急性はないので、この方法が最も現実的かもしれない。
②あるいは、今の治療を続けたままで、採血で「血液像」と「網状赤血球」を追加してチェックする。
鉄剤投与開始後10日のタイミングでしたら、もし単なる鉄欠乏性貧血であれば「網状赤血球(赤血球の産生が亢進するときに増えます)」がかなり増加しているはずです。
網状赤血球の増加"reticulocytosis"が確認でき、また「血液像(サラセミアなどの異常がみつかることがある)」で異常がなければ、鉄欠乏性貧血と判断してよいはずです。
医者は替えた方がいいかも知れません。
貧血を診て何の検査もせずにポーンと鉄剤を出すレベルの医者だと、上記のことを理解できていない可能性があるので。
今までの採血データと治療経過をまとめた上で、まともな内科医にかかって下さい。どこにそんな医者がいるのかが問題ですが・・・
ewasonetさん、さすがにこのタイミングで骨髄穿刺はやりすぎではないかと。
貧血は造血機能の衰弱が原因です。あたりまえですが。造血機能はみみずも持っています。ちなみにみみずは骨髄はありません。造血機能を回復することが何より先決問題です。一番造血機能を衰弱させるのがレバーです。つぎに牛乳です。お大事に。
大きい病院に行って骨髄穿刺や鉄利用機能障害などの精密検査をした方がいいでしょう。
鉄利用障害などは珍しい病気なんで、アイソトープ使わないと解らないこともあり大きい大学病院などの血液内科に行った方がいい。いずれにせよ初めに鉄欠乏状態であったのか確認もせずに造血剤渡すというミス犯してるんで、鉄が豊富にあるのに作ってないのは、再生不良性貧血から鉄の利用障害までいろいろ鑑別すべきですが、あなたの造血スピードが鉄の供給より遅いだけなのかも経過を見ないと解りません。
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